vol.01
「真庭経済の事実に迫る。」
2019年発行

世界は今、急速に変化している。テクノロジーが既存の産業と掛け合わされ、アイデアが形になり、これまでにない市場が生まれていく。「常識」は日々アップデートされ、新しい波が次々と押し寄せてくる時代。ローカルとグローバルという言葉の距離感は縮まり、地方経済や地方で働くことの注目度は確実に増している。

だが、どうだろう。ローカルビジネスとして目に飛び込んでくるのは、フリーランス、起業、夢、やりがいといった「憧れ」が多くはないだろうか。もちろんそれは否定されるものではないが、それが地方経済のすべてかのように映ってはいないだろうか。

真庭の7社を取材した。時に世界を相手に大きく売り上げ、時に地元住民に丁寧にサービスを提供。多くの雇用を生み、地域を文字通り支え続けている。そこにローカルビジネスの実態が在った。このネット全盛期にあえてそれを紙媒体にまとめたのは、刻んでおきたかったからだ。

流れていく情報の一つでもなく、借りてきた誰かの主観やイメージでもない。
僕らが迫った真庭経済の「事実」。
そこに在った「今」をー。

【目次】
ローカルをビジネスの視点で見る/真庭リーディング企業AtoZ
TURNS PEOPLE/移住で就職or起業

【掲載企業】
東真産業・十字屋グループ・山下木材・藤岡エンジニアリング・銘建工業・ひるぜんワイナリー・ピーベス
vol.02
「真庭経済の多様性に触れる。」
2020年発行

時代の変化というものはゆっくりと変化するようで、実は変化する時は一瞬なのかもしれない。世界中を混乱させた未知のウイルスは、経済的なダメージや社会生活の制限を与え、私たちに世界共通の大きな宿題を突きつけているような気がしてならない。これは「喉元過ぎれば」という問題ではく、一つの時代の変化だと捉える方がよい。

人口が集中する都会は特に感染リスクが高く、在宅のテレワークが増加。通勤や勤務にかける時間が減少したことで、人々には「余暇時間」が増え、売り上げが低下した企業はより生産性を求めた「成果主義」に傾き始めている。オフィスに集まって仕事をすること、一つの企業で働き抜くこと、経済規模の大きい都会で働くこと…。当たり前だと思っていた社会のあり方やそれに基づくルール、働くことの価値観ががらりと変わりつつある。

時代はこれから働き方の多様性を求めていくことになる。都会にいながらにして地方にも自分を表現する場を持つこと、拠点を分けることでリスク分散を図ること。長閑な暮らしという観点ではなく、働くという点で地方を見直してみるとどうだろうか。

真庭で起業した7人を取材した。安定した都会暮らしから夢を形にした者、自分が培ってきた能力で新たな活躍の場を作った者。そこから見えて来たものは、都会から見る表面的な地方経済や働き方ではない。僕らが触れて来たのは、真庭という一地方で、彼らが見つけた彼ららしい働き方=「多様性」だ。

【目次】
真庭経済の多様性に触れる/VENTURE PEOPLE
スタートアップの仲間達/移住で起業or就職

【掲載事業者】
蒜山耕藝・木工房もものたね・IL RICOTTARO・moi・MATSURIKA・美作ビアワークス・0867 and friends